川崎大師は複数の場所で御朱印を授与しており、お正月期間の混雑はまさに「全国トップクラス」。何の戦略もなく列に並ぶと、御朱印ひとつで1時間以上を費やしてしまうこともあります。
2026年版・川崎大師「正月御朱印」完全攻略ガイドを徹底解説します。
御朱印の「受付時間」
川崎大師の御朱印授与は、基本的にお堂の「開扉時間(扉が開いている時間)」に準じます。2026年お正月のスケジュール(予定)を頭に叩き込みましょう。
| 日程 | 御朱印受付の目安(開扉時間) | 攻略のポイント |
| 1/1(元旦) | 0:00 〜 20:30頃 | 深夜から授与開始。ただし0時〜3時は「最強」の混雑。 |
| 1/2 ・ 1/3 | 6:00 〜 19:30頃 | 夜は20時前に閉まります。遅い時間の到着は危険! |
| 1/4 〜 1/7 | 6:00 〜 18:30頃 | 日曜日の4日までは混雑が長引く予想です。 |
| 1/8 以降 | 6:00 〜 17:30頃 | 通常の冬期体制。夕方は早めに終了します。 |
1月2日・3日は、19:30に扉が閉まります。
駅から境内までの入場規制(30分〜1時間待ち)を考慮すると、17:30には駅に着いていないと間に合わない可能性があります。御朱印が目的なら「早めの行動」が絶対条件です。
川崎大師「5つの授与所」を巡る
川崎大師には、御朱印をいただける場所が主に5カ所あります。
それぞれ異なる御朱印やお印があるため、目的に合わせて巡りましょう。
① 大本堂(だいほんどう)
種類: 「弘法大師」の御朱印。
特徴: 最も人気があり、行列も最大です。川崎大師を訪れたなら、まずここが基本の一枚になります。
② 不動堂(ふどうどう)
種類: 「不動明王」の御朱印。関東三十六不動霊場の札所印。
特徴: 大本堂のすぐ近くにあります。迫力ある不動明王の御朱印は、力強い一年を願う方に人気です。
③ 薬師殿(やくしでん)
種類: 「薬師如来」の御朱印。
特徴: 境内奥にある比較的新しいお堂です。なで薬師様もいらっしゃり、健康祈願とともに御朱印をいただく方が多い場所です。
④ 護持志納受付所(ごじしのううけつけじょ)
種類: 各種霊場(関東百八地蔵など)の札所印。
特徴: 複数箇所の札所印をまとめて管理されていることが多いため、霊場巡りをされている方はここが窓口になります。
⑤ 自動車交通安全祈祷殿(きとうでん)
種類: 祈祷殿独自の御朱印。
特徴: 境内(本堂)から徒歩10分ほど離れた場所にあります。車で参拝される方は、こちらでいただくのがスムーズです。
三が日の「御朱印待ち時間」を劇的に減らす裏ワザ
三が日の日中(10:00〜16:00)は、参拝に1時間、御朱印に1時間……といった「並びの二重苦」になりがちです。これを回避するための3つのコツを伝授します。
① 最強のゴールデンタイムは「朝6時台」
2日・3日の朝6時〜8時は、御朱印の列が最も短い時間帯です。凛とした早朝の空気の中、書き手の方もまだ余裕がある時間帯にいただく御朱印は、文字の勢いも一段と清々しく感じられるはずです。
② 「書き置き(紙の御朱印)」を賢く活用する
お正月などの超繁忙期、川崎大師では混雑緩和のために「書き置き(あらかじめ紙に書かれたもの)」のみの授与になることがあります。
「どうしても自分の御朱印帳に直接書いてほしい」というこだわりがある場合は、三が日を避け、1月10日以降の平日に訪れるのが正解です。
お正月限定の特別な台紙や「切り絵御朱印」が用意されている場合は、最初から紙での授与が基本となります。
③ 先に参拝、次に御朱印の「マナー」を守る
行列が長いと「先に御朱印の列に並んで、後でお参りしよう」と考えがちですが、御朱印は本来「参拝した証」です。
まず本堂でお参りを済ませ、その清らかな気持ちで授与所へ向かいましょう。
この順序を守ることで、待機時間も「修行」の一部として穏やかに過ごせます。
2026年・午年ならではの「特別」を探す
2026年の干支は「丙午(ひのえうま)」。川崎大師では、その年の干支にちなんだ意匠や、お正月期間限定の特別な朱印、あるいは「切り絵御朱印」が頒布されることがあります。
切り絵御朱印: 近年人気が高い、繊細なカットが施された御朱印です。
お正月限定: 金文字や朱文字など、華やかな仕様が出る年もあります。
これらは数に限りがある場合が多いため、1月上旬の早い時期に訪れるのが入手への近道です。
「御朱印巡り」の身だしなみ
深夜や早朝の待機列は、想像以上に冷え込みます。
防寒対策: 足元から冷えるため、厚手の靴下やカイロは必須です。
小銭の準備: 御朱印代(500円〜1000円程度が一般的)は、お釣りが出ないよう千円札や小銭を用意しておくのがマナー。これが受付のスピードアップにもつながります。
御朱印帳の準備: 最初のページを開いてお渡しするなど、書き手の方への配慮を忘れずに。
まとめ
受付時間は「閉扉」の1時間前までに。特に2日・3日は19:30に閉まる。
狙い目は「早朝6時〜8時」。日中の1〜2時間待ちを回避できる。
授与所は複数ある。本堂だけでなく薬師殿や不動堂も巡ると、より深い功徳が得られる。
1月21日「初大師」は二度目のピーク。静かにもらいたいなら、この日を避ける。
お大師さまとの縁を結ぶ御朱印。2026年という新しい年が、その一枚に込められた祈りとともに、あなたにとって素晴らしいものになりますように。