川崎大師は「厄除け（やくよけ）」の総本山として知られ、三が日の参拝者数は300万人を超える全国トップクラスの人気スポットです。
2026年はカレンダーの並びから、例年以上に「混雑の長期化」が予想されるため、事前の情報収集が当日の満足度を左右します。
年末年始の「参拝時間」完全版
川崎大師は24時間境内に入れますが、お参りやお札の受け取りができる大本堂（だいほんどう）の扉が開いている時間が決まっています。
| 日程 | 大本堂の開扉時間 | 特徴と注意点 |
| 12/31 〜 1/1 | 12/31 6:00 〜 1/1 20:30 | 大晦日の朝から元日の夜まで、一晩中開いています。 |
| 1/2 ・ 1/3 | 6:00 〜 19:30 | 日中は混雑が激しく、夜は意外と早く閉まるので注意。 |
| 1/4 〜 1/7 | 6:00 〜 18:30 | 2026年は1/4（日）が三が日並みに混むと予想されます。 |
| 1/8 以降 | 6:00 〜 17:30 | 通常モードに戻り始めますが、週末は依然として混みます。 |
ここがポイント！
12月31日の深夜から元旦にかけての「年越し参拝」は非常に人気がありますが、入場規制により大山門（入口）をくぐるまでに2〜3時間待つことも珍しくありません。
2026年版：混雑ピークと「回避の黄金時間」
2026年は元日が木曜日のため、1月1日（木）から週末の4日（日）まで「4連休」のようになり、人出が途切れない可能性があります。
1月1日 0:00 〜 3:00（年越し直後。最も激しい混雑）
1月1日 〜 4日 11:00 〜 16:00（日中のメイン。家族連れが集中）
狙い目の「黄金時間」
早朝 6:00 〜 8:30： 扉が開いてすぐの時間は、最も空気が澄んでいて並びも短めです。
夕方 18:00 以降： 日中の参拝客が帰り始め、仲見世通りの雰囲気も夜情緒があって素敵です。
屋台（露店）と仲見世通りの「絶品グルメ」
川崎大師の初詣の醍醐味は、表参道から仲見世にかけて並ぶ数え切れないほどの屋台です。
屋台の期間： 1月1日から1月末日まで出店されています。特に1月5日頃までは毎日フル稼働しています。
絶対食べたい！大師名物
久寿餅（くずもち）
創業100年を超える老舗が並びます。独特の弾力と黒蜜きな粉の相性が抜群。お土産だけでなく、その場で食べる「カップ入り」も人気です。
とんとこ飴： 仲見世から聞こえる「トントコ、トントコ」という飴を切るリズムは川崎大師の風物詩。できたての柔らかい飴をぜひ。
厄除け開運ダルマせんべい
見た目も縁起が良く、食べ歩きにぴったり。
屋台攻略のコツ
仲見世通りは非常に狭く、混雑時は「一方通行」の規制が入ります。
逆走できないため、気になる屋台があったらその場で買うか、参拝を終えた後の「帰り専用ルート」で見つけるのが鉄則です。
交通規制と駐車場の「厳しい現実」
初詣期間、川崎大師周辺の道路は警察による「大規模車両通行止め」が実施されます。
規制エリア： 川崎大師駅周辺から境内一帯にかけて、網の目のように通行止めになります。
駐車場： 薬師殿の近くに「交通安全祈祷殿」専用の大型駐車場がありますが、1/1〜1/3は入庫までに数時間の渋滞を覚悟しなければなりません。
推奨アクセス
京急大師線「川崎大師駅」から徒歩8分。
混雑時は駅の入場制限がかかるため、帰りの切符はあらかじめチャージしておくか、先に買っておくことを強くおすすめします。
ご祈祷（お護摩）を受けたい方へ
厄除けの「お護摩（おごま）」を希望される方は、当日の手続きが必要です。
受付場所： 大本堂に向かって右側の「お護摩受付所」で申し込みます。
待ち時間： 正月期間は数十分おきに行われますが、受付から実際にご祈祷が始まるまで、さらに1〜2時間待つ場合があります。
服装： 1月の大本堂は非常に冷えます。靴を脱いで上がるため、厚手の靴下やカイロを必ず持参しましょう。
まとめ
日程選び： 1/4(日)までは激混み。ゆっくりしたいなら1/5(月)以降がおすすめ。
時間帯： 混雑を避けるなら「朝一番（6時台）」か「夜（18時以降）」。
持ち物： 屋台用の小銭、寒さ対策の厚手の靴下、交通系ICの事前チャージ。
注意点： 1/2・3は20時前に本堂が閉まるため、夜遅くなりすぎないこと。
厄除けの鐘の音を聞きながら、仲見世の活気に触れる初詣は、きっと素晴らしい一年のスタートになりますよ。