行政書士試験の学習を始めたいものの、どの参考書を選べば良いのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
書店には様々な出版社から多くの対策本が出版されており、特に初めて学習する方にとっては、どれが本当に必要なのかを見極めるのは難しいものです。
この記事では、行政書士試験の合格を目指す上で最低限必要となる4種類の参考書と、それらを最大限に活用するための効率的な学習方法について解説します。
適切な参考書を選び、効率的な学習法を実践することで、無駄なく合格へと近づくことができます。
行政書士試験に合格するために必要な参考書
正直、これら4つの本だけをしっかりやり込めば、行政書士試験は合格点をこえられますので、これ以外はいらないと言っても過言ではありません。
厳選4冊と選び方の注意点
まず、必要な本は以下の4冊になります。
基本テキスト

引用元:amazon
肢別過去問集

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記述式対策の本

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直前予想模試

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これら4つの本はぜひご準備していただいた方が良いのですが、注意点があります。
それは、絶対に教科書を通読しないということです。99.99%挫折しますし、実力がついていかないので、テキストの通読は絶対にやらないでください。
稲妻合格法
では、何をやるのかというと、稲妻合格法という勉強方法です。
これは、まずテキストを見ながら講義を30分とか1時間とか、ある分野について聞きます。講義を受けたら、それを軽く復習して、すぐに肢別問題集を勉強した範囲を全部やります。
全部やり終わったら、2回目の講義を聞き始め、聞き終わったら軽く復習して、その分野の足別本を全部やるというように、インプットとアウトプットをまるで稲妻のように繰り返していきます。
この稲妻合格法をやらないと、合格は難しいでしょう。
各参考書の使い方と重要性
先ほどの基本テキストと肢別過去問集に関してですが、基本テキストは講義を聞く時や復習する時に使います。
こちらの基本テキストには別冊の六法が付いているので、六法は六法で別の動画でご紹介しますが、利用価値があるのです。辞書代わりに使うのと、この六法をちょっと使うという必要があるため、この本はゲットした方がいいです。
肢別本に関しては、アウトプットする時に足別過去問集を使います。
ポイントは、ここで5択の問題集をやらないことです。
簡単に言うと、5択の問題集は難易度の高い無駄な足が混じってしまうので、基礎演習の時に不向きです。だから、ここで使うのは絶対に肢別本という理由で、この2つはマストです。
続いて記述式の問題集です。
先ほどの稲妻合格法で記述をやるための基礎体力はもちろんつくのですが、実際に問題演習をするには、この本で50問とか100問とか演習するのが不可欠ですから、記述を勉強する段階になったら必要になります。
あとは模試です。
もちろん、予備校の試験会場に行って定期的に模試を受けるというのもいいのですが、往復の時間がかかったりもするので、模試をやるのであれば、自宅でこの模試本をやってもほとんど効果は変わりません。
こちらの本で模試に慣れてから、実際の試験会場で受けるという流れでもいいですし、時間短縮するために、この本も直前期には必要になります。
以上の4冊があれば、合格に必要な知識は全部出てきますから、やたらと参考書を増やさないでください。参考書を増やすと全部が中途半端になってしまい、全然実力がつきません。
選択と集中ということで、特に勉強の初期段階は、基本テキストと肢別しかいりませんから、これだけ買って頑張りましょう。
ちなみに、各本の出版時期ですが、基本テキストと肢別過去問集が大体12月のクリスマスぐらいに出て、記述式の本が毎年2月ぐらいに、直前予想模試は4月とか5月ぐらいにリリースされます。
発売されたらさっさとAmazonなどで買ってしまうのをおすすめします。
まとめ
- 行政書士試験の合格には基本テキスト、肢別過去問集、記述式対策の本、直前予想模試の4冊が必須。
- テキストの通読はせず、稲妻合格法でインプットとアウトプットを繰り返す。
- アウトプットには肢別過去問集を使い、5択の問題集は避ける。
- 書籍は最新版への買い替えを推奨。
- 肢別過去問集が手に入らない12月までは、行政法または憲法の講義を聞き込むのが効果的。
行政書士試験は、適切な参考書を選び、効率的な学習法を実践することで、着実に合格へと近づくことができます。
特に、基本テキストと足別過去問集を核とした「稲妻合格法」は、短期間で実力をつけるための鍵となります。
クリスマスまでは肢別過去問集が手に入らないかもしれませんが、その期間を有効活用し、憲法の基礎固めに励んでください。
この動画で紹介した方法を実践して、合格に必要な知識をしっかりと身につけていきましょう。