行政書士として独立開業される方や、現在活動されている方で名刺のリニューアルを考えている方へ、名刺作成における重要なポイントをお伝えします。
この記事を読んで、ご自身の名刺作成に役立つヒントを得て、より効果的な名刺を作成できるよう、ぜひ参考にしてください。
名刺を作成する際の3つのポイント
今回のテーマは、名刺を作成する際の3つのポイントです。
登録開業前後の方々は、名刺を作成して配布したり、逆に受け取ったり、色々なことがあると思います。
1年目や開業前後の時期は、名刺と言われても、これまで会社などにお勤めの方、現在お勤めの方であれば、その会社の名刺はあると思うんですが、なかなか自分で1から名刺を作って配布する機会は少ないかもしれません。
個人事業の方、例えば士業事務所の方などであれば、そういうご経験もあるかもしれませんが、いざ自分自身で独立開業して名刺も1から自分で作成したりデザインしたりしなければならないとなると、結構悩む部分が多いかなと思います。
僕も1年目の時期、登録開業前後の時期は名刺作成、色々と悩みました。先輩の先生に質問したり、同期の皆と情報交換したりして、試行錯誤しながら今に立っているわけです。
おそらく10回、15回は最低でも10回、15回は作り替えていると思います。
こうした経験を踏まえて、今回、名刺を作成する際の3つのポイントをお話をさせていただきます。
行政書士が個人で登録開業、個人事務所で仕事をしていく際の名刺の作成のポイント3つのポイントということで、お話をいたします。
1つ目が、できる限り写真、自分自身の写真、顔写真を掲載した方がいいということ。
2つ目は、極力自分自身の学歴とか経歴は必要最小限の記載にとめておいた方がいいということ。
3つ目は、名刺の文字は極力大きくすること、この3つだと思います。
この3つは、僕が考える3つのポイントであり、他の行政書士の先生で違うことをおっしゃる方もちろんたくさんいらっしゃると思います。
ですので、この3つが全て正しいとか、絶対だというわけではないと思います。
これはあくまでも僕自身がこれまで名刺を頂戴して、自分自身も名刺を作成して思ったこと、考えたことということは、念のためご承知おきいただければと思います。
1. 顔写真の掲載
まず1つ目、極力顔写真、自分自身の写真を掲載した方がいいと思う点についてです。
顔写真は無い方のが多いのかなという印象なんですが、名刺の交換、名刺交換をする際に、やはり自分自身の顔写真掲載されていた方が、後々見返した時に、自分自身のことを思い出していただけるんじゃないかなと、相手の方に認識していただける可能性が高まると思います。
1つの手段としてやはり顔写真掲載しておいた方がいいのかなという印象を持っております。
具体的には、できる限りプロのカメラマンの方に撮影してもらった顔写真がベストだと思います。
1年目とか開業前後であれば、運転免許証の写真だとちょっと硬いかなと、表情がきついかなという感じなのです。
スマホで自撮りした写真も、ちょっと違和感があるのかなという感じもします。
証明写真でも、いいかなと思うんですが、できれば写真館などで撮影したりとか、ベストなのはプロのカメラマンの方に撮影してもらった写真を掲載するのがいいと思います。
プロのカメラマンについては、行政書士の間で、特に同業、同期、登録同期、開業者との情報交換の中で、「私はこのカメラマンの方に撮影していただきました」とか、「私はこのスタジオで撮影してもらったらすごい良かったよ」とか、そういう情報交換で結構耳にしたり目にしたりします。
そういう風に情報を得て、評判の良いカメラマンの方とか写真館とかで撮影して掲載するのもいいのかなと思います。
2. 学歴・経歴は最小限に
極力自分自身の経歴とか学歴とか、必要最小限にとめておいた方がいいなという点です。
これまでの学歴や経歴がものすごいびっしり書かれていて、お話をしてくださる方いらっしゃるんですが、ただ、やはり相手に対して伝えたいことは、僕自身が行政書士として、こういうことができますということだと思います。
例えばどの支部にいて、地域は〇〇で、所属する支部での担当や、部会とか委員会での仕事もしてますとか、行政書士の業務に関する情報だったり、支部や都道府県の行政書士会での役割だったりが学歴や経歴よりも重要だと思います。
こういった部分をより相手に対して積極的にアピールされる方が、やはり次のお仕事につながることもあると思います。
学歴に関しては、高校何々高校卒業、何々大学卒業ぐらい、経歴に関しても、最終勤務地や、業界名、何々事務所で補助者をしていましたとか、そのくらいで十分だと思います。
あくまでも行政書士として、中心業務、取扱い業務、主力業務、専門業務は何なのかといった部分を目立たせるためにもそのようにした方がいいかなというところです。
3. 文字は大きく掲載する
最後の点は、やはり文字は大きく掲載した方がいいと思います。
僕自身はこの3点目が一番重要なポイントだと思っています。
名刺を渡す相手の立場に立った時に、ものすごい細かい文字で書かれた名刺を、受け取った時に、「読みづらいな」とか、「ちょっと近くが見えづらいな」とか、どうしても、遠視の方もいらっしゃいます。
老眼で、近くの文字が見づらいとか、そういった方もいると思うので、後日見返した時に文字があまりにも小さいと読む気も失せてしまうと思います。
何の業務に関して連絡や相談すればいいのかなというところが分かりづらくなってしまう可能性があります。
それを避けるためにも文字は極力大きく掲載した方がいいと思います。
この文字を大きくする点に関しては、実は僕自身の1年目失敗を元にしてまして、ある大ベテランの行政書士の方にお名刺交換をしていただいて、お渡しした際にまさに指摘された点なんです。
「ちょっと文字が見づらいから大きくした方がいいよ」という風にアドバイスをいただきました。
相手の立場に立って名刺交換をするとなった場合に、文字は極力大きくしてお渡しすることは、やはり非常に大事なことなのかなと思います。
まとめ
行政書士が個人名刺を作成する際のポイントは以下の3点です。
- 顔写真を掲載する: 後日名刺を見た際に、相手に自分のことを思い出してもらいやすくなります。
- 学歴・経歴は最小限に留める: 業務内容や専門分野を分かりやすく伝えることに重点を置きます。
- 文字を大きくする: 相手が読みやすいように配慮し、連絡や相談に繋がりやすくします。
名刺は、お客様や同業の方、他士業の先生方にご覧いただくためのものです。
自分がどうしたいかだけでなく、相手の立場になって、どのように見えるかを常に意識しながら作成することが大切だと、私自身は考えています。